現場では色々な問題が毎日発生。逃げるのか、それとも積極的に解決するのか?
更新:2021.02.15
今日は、問題解決能力についてです。現場監督の必須能力ですが、考え方のコツを掴めば誰でも実務により体得できます。そして、毎日使う事で癖となり、それが成果に繋がり、仕事のやり甲斐となり、結果給与面に差が出ると思います。
まず、人は楽する性質があります。その為、他人のせいや自分を間違っているものだと思い信用せず諦める。これらの行動に走り自分の頭で考える事を放棄している人が多いです。また、別のタイプで気合いや根性でやり遂げる人も中にはいます。この場合は、無駄が発生し非効率となります。そこで、重要なのが自分のアタマで考え行動する問題解決型人間です。
・問題解決型人間になるには、学歴や才能はいりません。
そもそも、問題解決とは?
1.現状の理解
2.原因の特定
3.打ち手の決定
4.実行
当たり前ですが、全て出来ている事は意外と少ないです。そして、何がダメなのか。不足しているのか分からないまま、何かに頼り高いセミナーや情報商材に頼る人も中にはいます。
問題を解決ための秘儀。それは、問題の分解です。問題は、様々な側面や見方があるので、考え方を単純にするため一度モレが無いように分解します。そして、紙に書いて下さい。人は、視認により情報の大部分を収集しています。その特性を利用しつつ、書く事で頭の整理にも繋がります。
続いて原因特定。分解をしていくとキーとなるものが数個浮かび上がります。それらに優先度を付け打ち手を決めます。この部分での秘儀は、マトリクス化するです。縦軸を効果、横軸を実行容易性にすると視覚的にも判断しやすいです。例えると頭で施工図の完成形を思い浮かべてそれ通り描くのは天才しか出来ません。ここでは、描きながら判断しやすい大枠を作るイメージです。
ここまでくると最後の詰め。実行!もし、様々な関係者がいる場合には、打ち手の各項目を点数表みたいにしトータル(合計)でメリットのある方法を判断し実行と言う流れにすると、全員から賛同を貰える可能性が高くなります。流石に自分都合の意見を話しをひっくり返し押し倒さないからです。現場では、利害関係が多く個人だけが良いと言う自己都合の考えは通用しません。
以上、簡単ですが流れとコツの説明でした。毎日、意識する事で視野が広がり、多面的な考え方や本質を見極める力、打ち手と実行力を鍛える事が出来ます。
相談しても、答えが出せない上司・先輩がまわりにいるならば、それは楽してきた人と言っても良いでしょう。後、話していても何が問題かパッと指摘出来ない人。結局相談している時間が勿体ない。
現場経歴が華々しくても、何かしら自分なりに考え答えを出せる人が優秀です。
アイディアキラーが好きなワード
次回は、考えるとはです。コツを知る事で伝える力で単純労働者から脱皮し知的労働者となるキーとなる力です。