意識が態度に関わる、態度が行動に関わる、行動が習慣に関わる、習慣が人格に関わる、人格が運命に関わる、運命が人生に関わる。
会社は、常に変化を必要とします。しかし、母体が大きくなり売り上げが大きくなると、安定期に入り変化を嫌う体質となります。人間は、元来変化を嫌う生き物です。そのため、惰性で仕事をし、生産性が下がり、日々無駄な仕事が生まれて増えていきます。そういった、現状を切り開き打開し解決策を導き出す人材が必要ですが、日本においては教育方針の影響も相まってコンピューター式の人材が多いのが現状です。
組織やチームにおいて、近年求められている能力として問題能力があります。実は、この能力は、日頃からの物の見方や捉え方を意識的に研ぎ澄まさなければ、向上する事はありません。しかし、大手企業の高い役職者ですらこの能力を使いこなしている人はかなり少ないと言われています。
日本式教育の特徴は、知識を詰め込む。そして、それを元(答え)に得点するという考え方です。そういった教育環境に幼少期から社会人までいると、頭を使うという人間本来備わった欲求を行使しなくなり、末期症状になるとすぐに何かに頼る。答えを探す。ない場合に何も出来なくなるという弊害に陥ります。
何かあるとすぐ、ネット検索する人。要注意です。一番操りやすい層です。
問題解決に必要なのは、真の原因を見つけ出すこと。つまり、答えがないから自ら導き出す事が必要です。
また、最近の時代は、VUCAと言われています。簡単に言うと複雑であいまいな世の中になっているのです。そして、問題に対応する力が過去とまるっきり違っている状況です。
過去には、経験と知識を使った空手の型に近い問題解決が主流で、多くの問題解決フレームワークを学ぶことが求められました。しかし、現在の社会では過去に学んだフレームワークが使えない事象が数多く発生するようになりました。
そのため、私たちは大きな自己変革が必要となっています。
少ない情報から客観的状況証拠を集め、その要素から「何が言えるか」といった普段使わない右脳的洞察が必要となっています。
問題解決のポイントは、その背景の裏にある本当の原因を見つけ出す事が必要と言われています。そのため、複雑化した現代では、この見抜く力がより必要となっているのです。 それと同時に誰にでも分かりやすく説明出来る左脳的論理的コミュニケーション力も益々重要となっています。
ゼロから何かを生み出す者が勝者。
現場監督時代に、右も左も分からない状態で代理人を任された事が必死に頭を使い考える事に繋がり、今思えば、大きな財産だっとた感じます。