Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

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不正で合格取り消し 経験不備の話題 記事No.395

合計390名の社員が所定の実務経験を充足せずに技術検定を受検し施工管理技士の資格を取得

 不正取得の件です。業界では良くその類の話は聞きます。私も実際の試験会場で明らかに事務員みたいな人もいるのを見たりしています。この問題は、一企業の問題ではなく本質的には、業界の現状を把握した上で何故そうなっているか根本原因を解決しなければなりません。今回は、企業ガバナンスが有効に働いた結果、発覚し公表されたものですが、建設業は大小様々な企業があります。これらの企業を一斉調査するとかなりの数出てくると思います。それらの解決策を見つけ、発見し解決するのがそもそもの資格制度を作っている国交省や民意を託された政治家の役目となります。

ちなみに本件は、今に始まった事でもなく昔からあります。悪い事は悪いで、どう改善や変革・改革するのかそれらが1番今必要な取るべきアクションだと思います。

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下記詳細

1自主調査結果の概要
・合計390名の社員が実務経験を充足せずに資格を取得していた。
・合計13名の社員が監理技術者資格者証を取得していた。
・不正取得の社員らを主任技術者等として最大2422件の工事(うち請負代金500万円以上の工事は150件)に配置

・また、営業所専任技術者として合計58名を配置していた。
・工事物件のうち不特定多数の人体・環境に影響を及ぼす可能性のある物件については、調査の結果、安全性自体に問題は認められないことを確認している。また、施工品質の問題の有無については、今後、第三者評価機関による調査を実施し、検証を行う。

 

2.第三者委員会報告書の概要
・今後の再発防止のため、グループ各社のチェック体制や人事制度、技術者養成計画等を見直すとともにグループ本社機能を強化。調査報告書については、同社ホームページにあり。

 

3.国土交通省における対応

・パナソニックに対し、再発防止策を速やかに実行に移すとともに、二度とこのような事態を起こさないよう強く要求。
・施工品質の問題の有無に関し、第三者の意見を踏まえた客観性のある調査及び評価を実施し、報告するよう要求。

・不正の手段によって技術検定を受け合格した事実が明らかとなった合格者に対して、当該合格の取消、3年以内の期間を定めて技術検定の受検を禁止する手続きを実施。
・今後の調査結果も踏まえ、同社及びグループ会社に対する監督処分について厳正に対処すると共にさらに、監督処分にあわせ、国土交通省発注工事の指名停止について厳正に対処する。