建築士の新たな業務体系は、・・・不動産業界にあり
中古住宅の活用に向けた動きが加速しています。
サブタイトル
「その、中古住宅の品質本当に大丈夫?シロウト目線での評価で一生に一度の買い物納得できる?」
1.背景と展望
何故なら平成28年3月に閣議決定された「住生活基本計画(全国計画)」において、既存住宅が資産となる「新たな住宅循環システム」を構築するため、建物状況調査(インスペクション)における人材育成等による検査の質の確保・向上等を整備することとしています。
今後のアクションとして、既存住宅状況調査技術者講習制度を創設し、既存住宅の調査の担い手となる技術者の育成を進めることにより、宅地建物取引業法の改正による建物状況調査(インスペクション)の活用促進や既存住宅売買瑕疵保険の活用等とあわせて、売主・買主が安心して取引できる市場環境を整備し、既存住宅流通市場の活性化を推進する。
2.技術者制度について
一定の要件を満たす講習を国土交通大臣が登録し、講習実施機関が「既存住宅状況調査技術者講習登録規程」に従って講習を実施する。受講は、現在建築士の有資格者に対し行い講習終了後に修了考査を受け合格者を登録する事で調整中との事だ。
ようやく政府も増加する住宅ストックの流通を促すしくみづくりに着手しましたね。今回、建築士のみとする事で少しはライバルが減る事が期待出来ます。士業として新たな仕事の創出になったかと思う。(同世代は少ないが、団塊の世代の動きが気になる。建築士は、基本的に定年が無いので・・・)腐るほどいますしね。でも、あらたな食いぶちが出来る事は、嬉しいですね。
最近では弁護士が食いぶちを求め司法書士の仕事も取っているとも聞くし、士業は、今どこに食いぶちがあるか常にヨダレを垂らして探している事を考えれば、国交省グッジョブ!です。