Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

突破470記事! 現代の技術者に求められているのは、汗を流して肉体労働をする事ではなく、情報を効率的に操作し、新しいアイディアを生み出す事である。単なる知識は、Googleにあり!

平成29年度 年末年始無災害運動始まる

始まりました、今年で第47回目! 年末年始無災害運動

 昨日から年末年始無災害運動(厚生労働省後援)が始まりました。期間は、平成29年12月15日から平成30年1月15日までです。スローガンは、異常なし! ダブルチェックで念入りに 年末年始もゼロ災害

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 実は、先週労働基準監督署・建災防合同のパトロールが抜打ちでありました。指摘事項は、足場絡みが多かったです。足場の不備は、「転落・墜落」災害に直結するので厳しく見られて当然ですが・・・気持ち的に指摘されるのは、嫌ですね。

過去の記事(労基署抜打ちパト)

 

 今年は、夏場頃から死亡災害が急増。8月末時点で全産業において前年に比べて49人(9.6%)の増加、建設業では31人(20%)の増加となりました。このため、厚生労働省より9月22日、労働災害防止団体等に対し、「職場における死亡災害撲滅に向けた緊急要請」を行っています。災害が多くなってきた原因としては、全国各地での自然災害からの復旧・復興工事や、防災・減災のためのインフラ整備等工事、2020年東京オリンピック・パラリンピック関連工事、リニア中央新幹線工事等による工事量の増加が見られます。さらに技術者・技能労働者の不足や高齢化、作業に不慣れな新規参入者等の就労などの問題を抱えており今後も労働災害の多発が予想されます。

 

平成28年度の労働災害状況

 平成28年については、死亡災害の発生件数は前年を下回り、2年連続で過去最少。しかし、労働災害による死亡者数は928人で、依然として多くの尊い命が失われている状況です。また、休業4日以上の死傷災害の発生件数は前年を上回っています。

 労働災害減少に向けて重点的に取り組む「第12次労働災害防止計画」(平成25~29年度)では、死亡災害、死傷災害の15%以上の減少を目標としていますが、死傷災害については、目標を達成するには厳しい状況となっている。計画の最終年度となる平成29年度は、目標の達成に向け、製造業や建設業、陸上貨物運送事業、第三次産業への対策や、死傷災害の2割以上を占める転倒災害対策など、さまざまな対策を強化している状況です。

 

安全についての参考本

安全管理者のバイブル的な本です。