世界で仕事をする際の哲学的思考、今回は自由についてです。
結論、利己主義もある程度は、大切です。しかし・・・
人権が保証された中で、自己決定も徹すれば、利己主義となります。つまり、自己を追求すれば話し合いの余地がなくなり、学校や会社といった組織だけでなく、家族関係さえ成り立たなくなる。自己決定の前提は、人間は理性的に物事を判断できる考え方がありますが、実際の人間は感情やイメージに流され、さらには偏見や先入観にとらわれやすく、合理的な判断が出来ません。
さらに、この世は危害の因果関係が特定できないケースがほとんどです。いろんな要因が複雑に絡み、最近ではロシア、ウクライナなどの社会問題が起こっています。悲しい事にそこで住んでいる住民たちは住む場所を追われている。しかし、それを具体的にどちらが悪いのか明確に判断するのは難しい。正義とは何をさすのか。お互い価値観やその国の立場や考える正義の定義は違うため、判断の線引きが難しい。
そして、疑問が生まれる。自己決定とは一体何なのか。自由至上主義はこのような欠陥が沢山発生している。
色々な要因が絡み合っている現代