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塗装工事の下地含水率とアルカリ(pH)の件

塗装工事の下地含水率とアルカリ(pH)の件

2020.5.19更新

現在の主流は、塗料製造所が推奨する値とする。

 施工計画書を作成するに当たり、各種指針の改定には十分注意です。仕様書との整合性確認時に「あらら、間違っている」と記憶の中の基準がいつしか古い情報となっています。今回は、塗装工事におけるコンクリート下地の含水率とアルカリ度(pH)の基準を確認してみましょう。現場監督として品質を確保するため、とても大切な知識です。

 

過去の基準(H22年建築工事監理指針下巻より)

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現在の基準(H28年建築工事監理指針下巻より)

(5)塗装可能な素地の含水率とpH(水素イオン濃度指数)は、塗料製造所が推奨する値とする。

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 各塗料メーカーの注意事項を読んでみると、大体平成22年度版と同じ値となっているようです。最近では、このphが厄介でコンクリートが高強度化しており「ph13」とかリトマス紙による試験で叩き出します。

 

2020.5.19追記

PHの値について

PHは、ペーパーと言います。水素イオンの濃度で値が変化します。測定する目的は、酸性かアルカリ性かを調べる為です。PHの値は、1〜14まであり7を中性とし7以下を酸性、7以上をアルカリ性と言います。

良く聞く酸性雨は、PH5.6以下を言います。

熱帯魚等を飼っていた方は、詳しいと思います。私も過去ハマっている時期がありました。魚の種類により、水のPH管理が変わってきます。

 

後、含水率も謎の基準ですね。

何故に10%なのか

私の認識では、仮にコンクリートの配合が24-15-20

W/C 55.0%

W 180kg

C 327kg

S1 587kg

S2 251kg

G 921kg

単位容積重量:2,266kg

 

その際、コンクリートが表乾状態と仮定した際の単位容積重量

2,266kg―180kg=2、086kg

 

含水率10%の場合

(1+0.1)×2,086kg=2,295(+29kg配合より多い)

重量基準含水率 u

Ww は水分の重量、Ws は物質の重量。

 

よって、ほぼ配合位なのでOK?(情報求む)

塗装の含水率は、8%位がベストなのかな

 

参考に・・・防水工事下地含水率8%

(1+0.08)×2,086kg=2,253(-13kg配合より少ない)