自家用ダンプ(通称:白ダンプ)の件
2020.5.19更新
最近は、あまり見なくなりましたね。白ナンバーのダンプ
新入社員の教育担当として最近あった話です。土工事は「こういった点が管理のポイントだと」教えました。(土工事の注意事項)建設技術者であれば、あたりまえの知識ですが。
気付かず工事写真を撮ってしまうといけないですからね。新入社員にとっては、当たり前の常識では無いので・・・
先ずは、区別の方法です。ダンプのナンバーを見るとわかります。白色は、良くみますよね?自家用車が当てはまります。では緑は?
事業用自動車と言ってナンバーが緑です。(通称:緑ダンプ)
では、何がいけないのでしょうか?
道路運送法第80条「有償運送の禁止及び賃貸の制限」
・自家用自動車は、有償で運送の用に供してはならないと規定されており、他人のものを有償で運送する行為は営業用ナンバー(緑ナンバー)のみに許可されており、自家用ナンバー(白ナンバー)で行うと営業類似行為として禁止されています。
また、一旦事故が起きると重大事故に繋がる恐れが大きい為、陸運事務所が事業・ダンプごとに番号をダンプに付与しています。
営:営業用ダンプ
販:砂利販売事業に使用するダンプ
採:砂利採取事業に使用するダンプ
建:建設事業に使用するダンプ
破:砕石事業に使用するダンプ
石:採石事業に使用するダンプ
他:その他(廃棄物処理・生コンクリート製造業等に使用するダンプ)
※一つ注意点があり、会社所有の自家用ダンプであれば問題無しです。
尚、違反した場合は3年以下の懲役あるいは、300万以下の罰金、または、併科が科されることとなります。 ◎事業用自動車(緑ナンバー)
コマツ製鉱山用ダンプトラック 930E 総重量502ton 最大積載量292ton
2020.5.19追記
緑ナンバーになる事で、任意保険料が上がったり税金を多く取られるので真面目にやっている業者からしたら面白くありません。なので、元請けの立場それをしっかり管理する事が重要です。