Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

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コンクリート工事における構造体の定義について

コンクリート工事における構造体の定義について、建築法規の定義と異なります

  施工管理における構造体の定義ちゃんと認識してますか?

主にJASS5で使用される用語ですが、柱や梁といった構造部材を構成するコンクリートをさすだけではありません。概念を分類しました。思い込みでやってしまいがちなので備忘として残します。

 

建築物には、

1.構造部材

2.非構造部材

 

があります。 非構造部材は、全て構造部材と異なると通常思われますが実はそうではありません。次に示す条件の場合は、構造体として管理しなければなりません。

 

その条件とは、下記になります。

・構造部材と一体に打ち込む。

・構造部材と同等の耐力を有する。

・維持保全する部材。

 

  感の良い方は、気付いたと思いますが場合によっては、強度補正等が必要なんです。構造特記仕様書(

強度表)を鵜呑みにするのは駄目です。実は、誤っている現場は沢山あります。どちらかと言うと、工事監理者側の知識ですが・・・ 以上。

 

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土木学会