Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

突破470記事! 現代の技術者に求められているのは、汗を流して肉体労働をする事ではなく、情報を効率的に操作し、新しいアイディアを生み出す事である。単なる知識は、Googleにあり!

世界の実力者(ジョン・ロックフェラー)

ジョン・ロックフェラー

またの名を石油王

たまたま見たドキュメンタリーの話をまとめました。

 

生涯での稼いだ額、現在の価値で22兆円

自宅は、敷地400万坪。ホワイトハウス190倍!!

 

ニューヨーク州リッチフォードに生まれ父親不在の家庭で兄弟と貧しい幼少期を過ごす。なんと7歳で商売を始め商才を発揮。性格は、かなり几帳面だったとの事。

五大湖付近の田舎町で発見された石油の採掘ブーム時にリスクが高くギャンブル性の高い採掘をあえて行わず、第三者が採掘した石油を購入し精製販売ビジネスを行いました。(結果ここが機転となり躍進します。)どんな不純物が含まれても石油を精製出来るようにするため優秀な科学者を雇い技術開発をした事でシェアを拡大。

精製された石油をスタンダードと名付けました。(日本語で言う標準)それは、後に社名ともなります。

 

スタンダードオイルの拡大!

 

 ジョン・ロックフェラーは、シェア拡大の為、鉄道会社と手を組み輸送費を下げライバル会社を淘汰していきます。そして、最終的に全米でのシェアを90%まで拡大させました。その経営は、冷徹と称されリベート・賄賂・恐喝・スパイ・値下げ等の効率的なやり方でライバル会社を次々と失脚させました。しかし、彼が40歳の頃(1911年)独占禁止法が施行され政府に会社を解体させられます。

 

 それでも今日まで彼の影響力は落ちません。そして、その子供が今でも世界に影響力を与えています。晩年は、会う人、会う人に5セントコインを渡していたそうです。それは、彼曰く年利との事です。また、彼は熱心なプロテスタントだったようで収入の1/10を教会へ寄付していたそうです。沢山儲けて沢山寄付したので、ある意味寄付マシーンのような人です。

 

 彼は、投資の側面が強かった石油を産業として確立し石炭から石油への移行とアメリカの農業国から工業国へのきっかけを作った革命者です。今でもその子孫は、世界の支配者として君臨しています。

その生涯は、97歳でした。

 

ちなみに、ジョン3世によって六本木に世界の文化人の交流を目的とした国際文化会館が作られ現存しています。

 

予告

次は、モルガンにします。