Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

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久しぶりの香港

 久しぶりに香港と澳門へ行ってきました。前回行ったのは、コロナ前で香港の若者と中国共産党とのデモをやっていた時期でした。あれから約10年弱となり、街も抗議のようなものが無くなっており、大陸化が進み、かつての民主活動家は、存在がなくなり完全にキバを折られたのでしょう。そして、個人的な全体の印象としては、経済的な活気がなくなったように見受けられました。

 今回の旅は、1週間で香港の日常を良く観察してみる事にしましたが、結論やはり香港人の中には大陸側の人に対するネガティブな印象が深くある事が観察や地元民との会話の中で理解できました。一つの事例は、レストランで食事をしていると、中国の女性の方がレストランのウェイトレス(香港人)にバカにされていると思い、コップを、強くテーブルに何度もこちらが引くくらい叩いて抗議している場面がありました。

こちらについて地元の人に聞いた所、結構そう言った場面があるとの話しでした。その他、関連した状況ぐ色々とあるようで、過去の変遷によって生まれた大陸側と香港側の見えない摩擦があり、大分本音と建前を使い分けていた印象です。

それと、不動産の状況についても聞きました。香港人は、給与収入の1/2から1/3を住居費に充てているようで、一般的なマンションの価格は、約8,000万円で45〜75m2の1LDKでそこに家族または親と同居しているとの事でした。さすが人口密度の高い国です。日本も最近は値段が上がっていますが、比較的香港よりはまだ優しい感じですね。

香港の工事現場

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全体的に建物の老朽化が凄く社会課題だと感じました。違法建築も多く一部建物は、コンクリートの劣化により片持ち梁にクリープが発生し、仮設の支保工で支えているのもありました。

食事はローカルレストランや観光客向け、マクドナルドといきました。値段と味は比例しません笑

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ダブルチーズバーガーセットで1,100円位でした。

 

総評として、今回の旅では日本は一長一短ありますが、比較的住みやすく、誰でも努力すればチャンスがある国だと感じた旅でした。

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ライフスタイルを考え直す良い旅でした。