Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

突破470記事! 現代の技術者に求められているのは、汗を流して肉体労働をする事ではなく、情報を効率的に操作し、新しいアイディアを生み出す事である。単なる知識は、Googleにあり!

現場で職人との話し方は、ここがポイント!

現場監督のコミュニケーション力向上のポイント

 話し方は、その人を表します。そして、その姿から評価されます。ここでは、経験をもとにそのポイントをまとめました。参考までにチェックして下さい。また、コミュニケーション力を向上させるには身の回りの話が上手な方を先生にしマネすると良いです。

 

結果を出す会話力について

・何のために話をするか明確にする。

意外と出来ていない人が多いです。理由は、目的が明確だと目的を達成する方法をブレ無く伝えられる。そして、会話時間を明確にし、両者で再確認し合意形成する事もポイント。

・会議には2種類あります。ブレスト(意見交換)と決定会議。

どちらなのか明確にし望む事で生産性が高くなる。ミーティングの目的を明確にし、事前に参加者が準備しやすくさせる。

・話の趣旨を明確にする。

理由は、聞く人に話す人の目的を理解させる。

例:指示を頂きたい。今起きたばかりの事故があるのですが〜

・クロージングを意識する。

理由は、終着点を明確にし、そのための会話、知恵、時間を有効にする。

例:如何いたしましょうか。改善案→どうしたら良いか提案下さい。

・ピンポイントな単語を使い曖昧な単語を使用しない。

具体的な情報を提示しない事による時間の無駄防止と言葉選びを曖昧にする癖が自ら付くのを防止。

・結論が先。起承転結は時間の無駄。

ビジネスでは、多くの意識決定を効率良く行う必要がある。その為、結論を先に伝えて理由を後にする方が理解しやすい。また、その後の期限と行動を明確にすると尚良い。

ポイント:リードをつける。リードとは、タイトルの次に来る簡単な概要。火事がありました。今日◯◯時、◯◯町のアパートで・・・のイメージです。

・相手の把握レベルに応じた論理の道筋を一段一段組み立てる。

俗に言うロジカルコミュニケーションです。話が分かりにくい人は、スキップし話が広がっていきます。

・事実と意見を明確に分ける。

自分の期待なのか、要望なのか、それとも事実なのか。根拠があるのか。特に質問の時ですが、感じると考えるを区別して相手に問うと脱線しません。

・身なりは普段から気をつける。自己管理が出来なければ他人を管理する事など出来ません。

アメリカの、心理学者メラビアンの法則で人と人が話をするとき93%が言葉以外の要素によってメッセージが伝達されていると発表しています。

・語尾は、止める!そして1オクターブ低い声で話す。発声の訓練が必要ですが、印象は大きくプラスに変化します。

・私を主語として話す訓練を行う。

自分自身の考えや意思を明確に出来る。自信があるように見える。

 

聞く力について

・カメレオンコミュニケーションを行う。

具体的には、相手の話す速度、声の高さをマネする。相手から見ると話しやすくなる効果あり。

・マイナスなワードや話をしない。

何も発展性が無い。なので、ウィン・ウィンなコミュニケーションとなる様にする。

・話を発展させる質問を行う。

相手からの信頼感を得ると共に議論を成熟させる事が出来る。

 

以上がポイントです。覚えているだけでは無駄なので実践あるのみです。話が上手くなるだけでもかなりのプラスとなります。某テレビの一時期メインキャスターを務めた方も話し方だけで凄い地位を得てましたね。

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亀の様にコツコツと・・・