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不燃材料・準不燃材料・難燃材料・防炎材料について 記事No.305

不燃材料・準不燃材料・難燃材料・防炎材料とはなんぞや?

基本的な考え方

不燃・準不燃・難燃性能とは?

・通常の火災時の火熱に対して多少の溶融・赤熱を生じることはあっても、燃焼現象(燃えない)や防火上有害な損傷(損傷しない)を生じないかつ、避難上有害な煙・ガスを発生しない(煙等をモクモク出さない)性能を有する。

 

・通常の火災による火熱が加えられた場合に、下記の加熱時間長さに応じて、性能を規定している。

不燃材料:20分間

準不燃材料:10分間

難燃材料:5分間


・加熱時間の長さによって性能を規定している為、各材料は包含関係にあります。

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例:不燃材料は、難燃材料も満たします。

 

具体的な代表品目

不燃材料(H12・1400号)
・コンクリート

・れんが

・瓦

・陶磁器質タイル

・金属板
・モルタル

・ロックウール

・厚さ5mm以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板

・厚さ12mm以上の石膏ボード

 

準不燃材料(H12・1401号)

・厚さ15mm以上の木毛セメント板

・厚さ9mm以上の石膏ボード

 

難燃材料(H12・1402号)
・厚さ5.5mm以上の難燃合板

・厚さ7mm以上の石膏ボード

 

防炎性能とは?

・燃えにくい性質のことであり、繊維などの燃えやすい性質を改良し防炎の性能を与え、小さな火源(マッチやライターなど)に接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易には着火せず、着火しても自己消火性(燃焼が継続しない性質)により燃え広がらなくなる性質のこと。

 

・消防法における防炎規制で不特定多数の人が出入りする建物や高層建築物、地下街等の防炎防火対象物で使用する場合に使用を義務付けられている。

 

豆知識

「防炎」と同じような意味で「難燃」という言葉があり、一般的にはほとんど同義語として用いられる。防炎はその性能及び試験方法が消防法で規定されており、対して難燃については、性能を確認する ための試験が別基準で多数ある。難燃の性能を有すると認められたものの中には、消防庁告示において消防法に定める防炎性能を有するものとして、指定されているものも物品によってはある。

 

具体的な代表品目

・カーテン

・じゅうたん

・布製ブラインド

・緞帳(舞台のカーテン)

・展示用合板

・工事用シート

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燃焼試験状況