免震ゴムに続きオイルダンパーも不正
ヤフーニュースからの一報
カヤバシステムマシナリー社の免震用オイルダンパーが国の基準や顧客の要求した基準に適合していない装置を納品したとして、大問題になっております。
細かい情報は、今後明らかになってくるとおもいますが、私の担当した案件も含まれていました。オイルダンパーを現場へ納品するに当たり、工場へ行き製品検査も行なっております。その際は、特に問題などありませんでした。検査数値をいじられると流石に分かりません。
日本の免震技術は、ここの所不正が立て続けに発覚しネガティブイメージから普及しなくなる可能性がありますね。
ちなみに交換といっても、ダンパー自体が非常に重たく、クレーンで吊るとしても中のオイルが逆流する為に起伏角度があるので、かなり大変な作業かと思います。カヤバ自体は、現場までの材料支給なのでメーカーとして施工ノウハウはありません。なので公表されている交換完了予定日はすんなりいくかが私の感じでは検討不足かと思います。また、交換を前提に免震層が計画されてなければ、オイルダンパーの搬入がそもそも出来ず結構な費用が掛かると思われます。上記の点から設計事務所も顧客から計画の詰めが甘いと言われクレームが入る可能性もあるかと思います。
まさに、余波!