階段の左官用シビ鏝を観察
階段のシビ鏝って知っていますか?
説明すると、モルタル階段の先(段鼻)に引かれているやつです。シビが引かれている階段は結構の件数こなしていたのですが、毎回別の業者調整等でバタバタして左官工が実際にやっているのを直接見た事が無かったです。
がしかし、今回絶対見逃さないようにと段取りから見張っていました。
すると、職人さんが秘密の道具を道具箱から出してきました。
キラーン!
その名も「シビ鏝」筋鏝(用語としては、階段にシビを引くなどと使います)
なるほどこういった道具もあるのかと感心しました。一応色々な左官鏝を見てきた
つもりだったのですが・・・・
シビ鏝もあったとは。やはり、職人は道具が命です。
あのラインの綺麗さは、この道具のおかげだった!!
これが、シビを引いた直後のモルタル階段
シビ引き後の階段
最近、現場において作業をずっと見る事が減ってきました。何故かと言うと、新入社員時には書類がほとんど無かった為、ほぼ現場に出っ放しだったので直接職人さんの作業を見る時間が多かったと思います。
最近は、安全・品質関係等の書類が多くなってきており現場事務所での作業等が非常に多くなってきていると感じる。なので、今と昔の仕事の細かい部分をどれくらい見ているかと聞かれたら
それは、当然新入社員の時が見ていると答えます。
でも、この作業の流れって現場監督をする上では非常に重要な「部分」だと思います。なので、現場監督なりたての方はじっくり作業の流れを観察して下さい。
そして、記録して下さい。
それが10年以上経験して今だから思う重要なポイントです。
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カチオンとは何ぞや・・・?