Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

突破460記事! 現代の技術者に求められているのは、汗を流して肉体労働をする事ではなく、情報を効率的に操作し、新しいアイディアを生み出す事である。単なる知識は、Googleにあり!

Pコン取りは、大変だ!

Pコン取りは、大変だ

2020.5.18更新

人手不足の影響は、深刻

 人手不足の影響を感じる事が多くなってきました。工種全般的に職人不足で現場が上手く進まないです。また、労務工も人手不足・・・

 現場を少しでも進めるためにたまに労務作業を行う事も最近はあります。今回は、型枠のPコン(Pコン)取りを行いました。これがまたコンクリートに少し埋まってたりと、取りにくいものがあったりと大変です。

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 作業で使用するものは、基本インパクトレンチですがV(ボルト)数が高いものを型枠大工が使用していると低い型ではなかなか、取れません。なので、現場で使用するインパクトレンチは、14.4Vより18Vがスムーズな作業となります。あとは、Pコンの先っちょが折れているものや変形している物も取外し作業においては大変です。現場監督を行う上である程度の作業を出来る技能の必要性は無いのですが個人的にはD.I.Yが好きなので、苦では無いです。また、そこその作業は全体的に出来る方だと自負しています。しかし、こういった作業時間を段取り、書類、図面チェックやらで有効に使用した方が現場がスムーズに動くのですが、そもそも職人がいない状態では、やるしか無いです。超大手であれば、ある程度社力がありますが、小さい会社はそうでも無いんです。

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 ちなみに、Pコンを手で回して取る工具もあります。電動式が普及した現在では、強固に固定されていて取外しに時間が掛かります。今回は、おそらく400個以上は取ったかと思います。費用に換算すると1つ¥20円計算として¥8、000で安い。作業で得られる進捗率としては、0.00000・・・%以下ですが。(私自身の人件費を考えると赤字)なんとしてでも現場を終わらせる「なにくそ根性」で作業を行いました。穴埋めは、さすがに左官工で処理させました。かなり大きい現場となると取り忘れやらで大変ですな。

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作業後は、疲労が・・・・職人は出来ないな笑

 

2020.5.18追記

 Pコンも色々な種類があります。使用する合板の材厚や材料の種類で使い分けます。後、側圧によってもピッチを変えたり、奥が深いですが基本的にそこまで詳しい現場監督にはお会いした事がありません。好奇心旺盛な方は、現場が楽しくてしょうがない所になるでしょう。