適用方法は、さまざま
コンクリート圧送用 シャッターバルブ
現場でシャッターバルブを使用する頻度が多かったので、個人的興味からポンプ屋さんから借用し、いじってみました。まず、シャッターバルブの目的ですがポンプ車のフレキシブルホース等の筒先に取付けその名の通り、バルブを閉める事により生コンを止める事が出来ます。(筒先からの流出防止)例えるならば、水道の水栓です。
シャッターバルブ(現物)(圧入治具)
適用事例としては、高所圧送時の生コンの逆流を防ぐ事や逆打ち工法適用時においてエアーの巻込み防止。同様の効果として、免震工法における免震ベースプレート充填工法の圧入工法適用時に使用します。その他の使用方法としては、ポンプ筒先の移動時における生コンの流出防止(コストの低減、環境負荷低減)です。
資格試験的な知識で言うと、「残コンクリートの抑制」が大義名分かと・・・
電気を使用した油圧もあります。こちらのシャッターバルブは、ラチェットを使用して手動で締め込むタイプです。
動きを良くする為、ハンドグリスガン用のニップルもありました。結構力を入れないと閉まらなかったです。配管とのジョイント方法は、通常の配管に使用するジョイントと、同じものを使用して接続します。
内部構造
ラチェット等での締め込み部がある面
普段何気なく見ているものでも、こうして手に取り観察する事で、新たな発見があります。ちなみに、このバルブ圧送方向があります。逆向き使用に注意です。その他関連して、私は、使用した事が無いのですが、下がり勾配等で生コンの落下スピードを抑制し配管詰まりを防止するピンバルブ等もあるそうです。現場としては、山中などの長距離圧送。想像するだけで大変です。