5ヶ月位前に話題になりましたね。
オランダ発の技術が気になる今日この頃。メカニズムは、コンクリートに微生物を混合しひび割れ発生時にバクテリアにより自己治癒が行われる。トンデモ科学なコンクリートです。
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似たようなものでEM菌(有用微生物群)を混ぜる事によりワーカビリティーを向上させる事が出来るとう情報は聞いたことありますが・・・
※建築基準法違反等で問題になったそうだ。
この自己治癒コンクリートの微生物は、高アルカリの環境下でも耐性をもっていて死滅しないそうです。原理は、クラック発生時に微生物へ水・酸素が供給され分解作用が発生すると生成された炭酸カルシウムがコンクリート中に出来ひび割れを埋め漏水等を防ぐというシンプルなものです。が、いままに無かった!その他にも同様な技術を使用した補修材(モルタル)もあるそうです。海外での実証実験では、確かな効果が確認されたそうだ。
コストは、コンクリート用混和材5kgで約0.3万円程度。1m3に混和すると0.4mmまでのひび割れに対応可能。対して1m2の補修材で0.1万円程度です。
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菌にちなんで2015年のノーベル賞受賞者の言葉から
(大村 智:2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。 微生物の生産する有用な天然有機化合物の探索研究を45年以上行い、これまでに類のない480種を超える新規化合物を発見し、それらにより感染症などの予防・撲滅、創薬、生命現象の解明に貢献している。)
・微生物は地球のあらゆる天変地異に耐え、今日まで生き残った。微生物から学ぶことがいっぱいある
・夜間の工業高校だから、近辺の工場から仕事を終えて駆け込んできて勉強する人がほとんど。あるとき期末試験の監督をしていると、飛び込んできた(生徒の)一人が、手に油がいっぱいついていた。私は一体何なんだ。ショックだった。もっと勉強しなきゃいかん。本当の研究者になろうと思った
・私自身はなるべく幅広く、いろんなことを自分自身が知らなきゃいけないということで、めちゃくちゃ本を読んで、めちゃくちゃいろんな勉強をした。全体をいつも掴むんです