ポリマーセメント系塗膜防水の仕様について解説します。
2020.12.4更新
最近増えているので、解説します。建築工事標準仕様書に記載がないので扱いずらいです。特に資材の確認書を設計監理者へ提出する際に根拠確認が情報不足で難しいです。メーカーカタログでもいいですが、それが何の元となっているか判断基準を探す事が重要です。
書店に行っても置いていない・・・
なので、協力業者さんから借りました。トレンドとして、コンクリートが被る所は、ウレタン塗膜防水からポリマーセメント系塗膜防水に変わっていますね。工法は、4種類あります。地下ピット・外壁・水槽等はPB-1工法なるものです。平均膜厚1.1mm以上。
その他、コンクリート等(セメントorモルタル系)が被る所は、PA-3工法で平均膜厚1.6mm以上。(※PA工法は1~3まである。)
施工指針を読むとポイントは下記の3点です。
・塗布量・塗布回数などは、防水材製造業者の仕様による。
・平場と立上りは、同一仕様を標準。
・地下外壁の埋戻し時に塗膜の損傷防止として保護緩衝材を設ける。
あとは、溶剤系なので地下ピット等の空気の流れが悪い所では、注意です!!有機溶剤のガスは麻酔作用と慢性中毒を引き起こします・・・また、比重が重い為床に溜まります。
関連記事