多くの技術者がその将来性を認め取得をめざすコンクリート診断士
社団法人 日本コンクリート工学会が実施している資格試験に合格し登録すれば資格が与えられます。
メリットとしては、国土交通省や一部の都道府県等の工事において関与が義務付けられています。そのため有資格者は独自性が発揮でき高評価につながると思われます。
特にコンクリートの不具合等における技術的な所見として診断士に確認させる等と現場の設計監理者等が要求する場合が最近多いです。外注するので余分な費用が発生します。
受験資格は、実務実務経験以外では下記の資格を保有している事で受験出来る。
・コンクリート技士または主任技士
・一級建築士
・技術士(建設・農業土木部門)
・(特別上級・上級・1級)土木技術者
・RCCM(鋼構造物及びコンクリート)
・コンクリート構造診断士
・1級土木または建築施工管理技士
その他、日本コンクリート工学会が主催する講習会への受講が必須です。講習会の有効期限は2年で試験回数にすると1回の講習で2回チャンスが発生します。講習は2日間で、各主要都市で開催される。
受講料は、¥22、000円程度必要です。
試験日は、7月頃です。
試験項目は、一般的知識と理解力についての筆記試験(四肢択一問題、論文)※それぞれの問題に足切点あり。
試験元のHP
業界内での評価は、「補修設計やリニューアル工事が増加する」といった背景があるため今後、成長する改修市場に対応するための資格として注目を集めている。
発注者から資格要件として示されてる点や資格証の提示を要求された例、調査報告書にコンクリート診断士の考察を入れるよう求められるなど、評価が高い資格である。
◎試験の合格率
2016年:14.8%
2015年:14.8%
2014年:15.8%
2013年:13.2%
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