設計基準強度(FC強度)と調合管理強度(Fm強度)についてこれでバッチリです!
2020.5.18更新
コンクリート強度について実務の話し
久しぶりに、昔やったJV現場の構成員仲間から電話
「高強度コンクリートの定義について教えてください」
確か標準仕様書に書かれていたといったが、無いとの事。
(細かくいうと少し文言はある。)
探してみると!
建築工事標準仕様書には文言が見当たらなかった。
更に探すと JASS5鉄筋コンクリート工事にありました。
高強度コンクリート
結論、FC:設計基準強度が36N/mm2を超えるコンクリートです。
定期的に仕様書を読まないと駄目だと痛感した今日この頃・・・
PDFして送ってあげました。ついでに強度の種類解説も添えて。
設計基準強度と調合管理強度
以下メール文
お疲れ様です。 昨日電話の件、資料送信します。
ご確認御願いします。
設計基準強度Fc=構造計算において基準としたコンクリートの圧縮強度。(構造図から)
参考に・・・
品質基準強度Fq=設計基準強度Fcと耐久設計基準強度Fdのうち大きい強度
Fd=供用期間の級
短期(30年)Fd18
標準(65年)Fd24
長期(100年)Fd30
超長期(200年)Fd36
(構造図特記に普通は記載されている)
・100年コンクリートと良く聞き凄そうであるが、実はよく使用する強度なのである。
調合管理強度Fm=品質基準強度Fq+構造体強度補正値(mSn)
※mSnの特記が無い場合予想平均気温により求める事も出来る。(普通は、標準仕様書に記載) ちなみに大抵は計算では無く簡略化された表の値を使用する。
発注する際の強度=調合管理強度以上を注文する。
JIS A 5308に規定するコンクリートを発注する場合、コンクリートの強度は呼び強度で指定する。呼び強度の強度値は、調合管理強度以上とする。
今週も気づけば週末・・・ 早い。
私的にコンクリート工事担当になった際の必読本。結構中身が濃いと思う。(実務寄り)
コンクリート名人養成講座
日々、技術者として勉強が重要ですね。
技術は日々進化する!
その他記事: 別府マンション事件