建築現場監督のブログ Construction engineer's blog

突破460記事! 現代の技術者に求められているのは、汗を流して肉体労働をする事ではなく、情報を効率的に操作し、新しいアイディアを生み出す事である。単なる知識は、Googleにあり!

コンクリート関連

コンクリートについての知識

コンクリート主人技士研修の理解度確認テスト結果

去年の話となりますが、結果発表! テストの目的は、研修内容の理解度を確認しレベルアップの為の参考にする事とコンクリート主任技士の技術力の高さを対外的にアピールし、社会から得ている信頼を堅持するために活用すると共に資格所有者の得意不得意分野の…

コンクリート工事における構造体の定義について

コンクリート工事における構造体の定義について、建築法規の定義と異なります 施工管理における構造体の定義ちゃんと認識してますか? 主にJASS5で使用される用語ですが、柱や梁といった構造部材を構成するコンクリートをさすだけではありません。概念を分類…

計画供用期間のはなし

計画供用期間とは、なんぞや 後輩君からの連絡。新たに始まった現場でで、鉄筋コンクリート造(RC)の計画供用期間についての質問がありました。なので、私の知識整理と備忘を兼ねてまとめます。 計画供用期間の種類 基本的に、短期・標準・長期・超長期があ…

宇部興産㈱の子会社が大臣認定及びJIS認証の仕様への不適合が判明

コンクリートにおける国土交通大臣認定及び JIS 認証の仕様への不適合 2018年5月29日 使用すべき骨材と異なる産地の骨材を使用 関東宇部コンクリート工業株式会社の豊洲工場、浦安工場、溝の口工場、横浜工場の 4 工場が出荷したコンクリートに、本来使用す…

色々なコンクリート強度の種類や意味 記事No.220

過去記事の振り返りです。私も久しぶりに質問されると忘れています笑! 色々なコンクリート強度の種類 色々なコンクリート強度の種類 ・設計基準強度 ・耐久設計基準強度 ・品質基準強度 ・調合管理強度 ・呼び強度 計画供用期間とは 供用期間の級 設計基準…

Pコン取りは、大変だ!

Pコン取りは、大変だ 2020.5.18更新 人手不足の影響は、深刻 人手不足の影響を感じる事が多くなってきました。工種全般的に職人不足で現場が上手く進まないです。また、労務工も人手不足・・・ 現場を少しでも進めるためにたまに労務作業を行う事も最近はあ…

コンクリート圧送用のシャッターバルブ 記事No.200

適用方法は、さまざま コンクリート圧送用 シャッターバルブ 現場でシャッターバルブを使用する頻度が多かったので、個人的興味からポンプ屋さんから借用し、いじってみました。まず、シャッターバルブの目的ですがポンプ車のフレキシブルホース等の筒先に取…

建築工事でも普及してきた単位水量試験と方法について

単位水量試験について 基準から外れてしまった場合は、持ち帰らせます。 最近、知り合いの現場監督から単位水量試験の計算方法など問い合わせがきます。この単位水量試験、特記仕様書に独自で頻度が書かれてしまった場合は、大変です。国土交通省の基準より…

自己治癒コンクリート 気になるニュース H29.6~10

5ヶ月位前に話題になりましたね。 オランダ発の技術が気になる今日この頃。メカニズムは、コンクリートに微生物を混合しひび割れ発生時にバクテリアにより自己治癒が行われる。トンデモ科学なコンクリートです。 関連記事 似たようなものでEM菌(有用微生物…

打継用の止め枠はどうすべきか?

数量が大きい現場あるある 施工上どうしても数量が大きい場合、打継を設けますが梁幅やせいが大きいと止め枠が非常に困ります。前回は、エアフェンスなるものを使用しましたが過密鉄筋だとどうしても隙間が出来てコンクリートが漏れます。型枠解体して斫り作…

コンクリートの高強度化

今後ますます高強度化か? 最近、思う事がコンクリートの強度が年々上がっていっていますね。入社時には暑中補正も+3位だったのですが・・・・ おかげで、夏場の解体はサウナ状態です。特にピット内、確実に熱中症になります。今後、コンクリート技術者は温…

伸縮目地とその後 記事No.125

伸縮目地からクラックが 効果てき面。 夏場は、特に膨張!現場で、スパンが長い建物なのに何故か設計図に伸縮目地が1本も無い。設計監理者へヒヤリングすると意匠上入れたく無いとの事?あれーっ! 結局、クレームは施工者に行くのです。これが現実。なので…

免震充填性確認試験合格と雨で携帯故障

現場屋の携帯は、防水型? 先日、携帯が雨により故障してしまいました。その日のうちにショップに持っていきましたが、3日程かかるという事で、待っても時間の無駄だと預けました。 そして受取日。基盤が完全にダメとの事!追加で¥3万程かかるとの事なの…

今はあまり使用されなくなった流動化コンクリート

流動化コンクリートが始めて使用されたのは昭和50年 年齢が高めのベテラン監督は、結構使用していた?自分の周りでも初めて使用する人が多いです。流動化コンクリートは、基本現場で流動化剤を添加したコンクリートを言います。逆に工場で既に流動化されたコ…

コンクリート供試体の養生方法について

コンクリート供試体の色々な養生方法とその期間 2020.12.25更新 空中(気中)養生は無い コンクリート検査の件で知り合いから連絡がありました。内容は、設計監理者が構造体強度推定用の供試体を現場空中養生としたいといっている。それでいいのかと・・・ 建…

複数プラントでの協同納入 記事No.105

大規模の現場での生コン協同納入について 大型現場となると協同納入が良く現場着手時に問題となりますね。実際には、事例も結構あるかと思います。1日に1,000m3オーバーの場合などは、確実に2社以上ですね。(プラントのスペックによりますが)仕様書で…

免震下部ベースプレート充填試験

初めての会社が多い 免震工法を採用した建物が増えてきてますね。先ず第一関門が、免震下部のベースプレート充填試験ではないでしょうか?工法としては、静圧法と圧入法があります。静圧法では、流動化コンクリート。(流動化剤現場添加)圧入法では、増粘剤…

コンクリート主任技士研修

気づけば免許状の更新近づく 自宅に更新のお知らせが届いていました。流れとしては、この研修を受講しないと更新が出来ないので車の免許同様に忘れず申込みしないといけないです。 この主任技士研修ですか、去年か一昨年前から始まったばかりです。その前ま…

コンクリート診断士講習会 記事No.100

内容は、もの凄く濃い 先日、コンクリート診断士講習会を受講してきました。日程は、2日間ありJCIこと日本コンクリート工学会が発行しているコンクリート診断技術という本を使用しそれを解説していく感じの流れです。なので講義は、ほとんど要点のみスピー…

JISマークとJIS規格に定められたコンクリートの種類

JISマークとJIS規格に定められたコンクリートの種類 2020.5.18更新 JISマーク実は、3種類あるそうだ。 公共工事をやっているので、色々と調べる事が多い今日この頃。JIS規格品じゃないと書類を通す際の添付資料が多くなりますね。実は、JISマーク3種類ある…

気になるニュース H29.2~4

生コン過積載 今年2月宮崎県で法令で定める積載量を超える生コンクリートを運搬させたとして道交法違反で1法人と2被疑者が書類送検されましたね。立米にすると4.5積みにしたそうです。 未だにあったのかとびっくりしました。自分が新入社員の時は6.0立…

コンクリートの品質管理組織について

コンクリート工事品質管理組織施工体制が決定! 現場では、各工事担当者も決まり現場体制が整ってきました。私は、今回躯体+免震関係の担当者になりました。施工計画書も作成完了し、次の作業として品質管理体制を構築しています。 JASS5より 施工者は、立案…

捨てコンこと均しコンクリート

捨てコン打設は結構体力がいります。 現場も捨てコンを打設し、本格的に躯体工事が始まろうとしています。最近は、均しコンクリートとも言いますね。今回は1日で2,500㎡分の捨てコン打設だったので結構大変でした。土間屋さんも相当きつそうでしたね・…

コンクリートの配合計画書チェック

コンクリート配合計画書のチェック コンクリート工事最初の仕事は、配合の確認から! ようやく、配合計画書のチェックが終わりました。(安堵) このチェックが無いと、施工が出来ません。今週、初めからメイン・サブ工場の計5工場分の計画書をチェックしま…

設計基準強度(FC強度)と調合管理強度(Fm強度) 記事No.20

設計基準強度(FC強度)と調合管理強度(Fm強度)についてこれでバッチリです! 2020.5.18更新 コンクリート強度について実務の話し 久しぶりに、昔やったJV現場の構成員仲間から電話 「高強度コンクリートの定義について教えてください」 確か標準仕様書に…