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産業廃棄物の実務⑤ 廃棄物の処理や処分の流れ

廃棄物の処理や処分の流れ

 廃棄物の処理には、中間処理と最終処分があります。また、廃棄物処分の方法は焼却や埋立等があります。

 

先ずは、廃棄物処理の流れです。

排出事業者 ⇒ 収集運搬 ⇒ 中間処理 ⇒ 収集運搬 ⇒ 最終処分(ラスボス) 

ここで、注意ですが廃棄物が「排出事業者」から「収集運搬」を通り、間に「中間処理」を挟まずに、直接「最終処分」されるような工程もあります。また、中間処理を数度に渡り行うような工程もあります。

 

収集運搬

 「排出事業者」と「中間処理業者」、「中間処理業者」と「最終処分業者」間などで廃棄物を運搬することです。

中間処理

 発生から最終処分が終了するまでの一連の処理の工程の中途において廃棄物を減量・減容化、安定化、無害化、資源化することです。具体的には、廃棄物の性状に応じて焼却、破砕・選別、圧縮・成形、中和、脱水、溶融などを行います。

 

 中間処理無しの最終処分という処理方法はあまり無いです。(具体的に廃棄物を原形のまま埋立て(最終処分)を行うということですので、通常はあまり無い方法でが例外として、石炭灰や石綿含有廃棄物などでは、中間処理無しの直接最終処分という処理方法があります。)

 関連:石綿との戦いについての記事はこちら

 

最終処分

 埋立処分、海洋投入処分または再生のこと。産業廃棄物の最終処分場には、安定型管理型遮断型の3種類があります。

「再生」も最終処分の1つの方法だということに注意。

 

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