Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

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労働基準監督署抜き打ち現場パトロール

労働基準監督署抜き打ち現場パトロール

去った全国安全週間での出来事

 

 現場事務所に労働基準監督署からTELがありました。おそらく、特定元方事業開始届を見て連絡していると思われる。電話の内容は、今から現場にパトロール行きますとの事。そして、1時間以内くらいで現場事務所にやってきました。大体の雰囲気で分かるのですぐさま安全書類を応接室へ準備しました。

 そして、名刺交換を行い書類検査が始まった。(後で気づいたのだが私が現場代理人の時に(5年前程)この方に是正勧告でやられていました・・・)色々と報告書を提出するのが大変でした。なんせ社長名宛ですからね。会社への稟議手続きが面倒だった事を覚えています。

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 書類検査は主に新規入場時教育やRKY、安全衛生協議会、作業員の資格証や重機・工具類の点検簿等を重点的にみられました。また、最近法律が改正され足場作業をするには足場の特別教育の受講義務が必要になっておりその受講記録等も入念に確認されました。(個人的には、ぱっと見でヤバい現場は沢山あるのでそこを徹底的にパトロールしたほうがいいと思う。何故なら、足場の幅木すらしていないコスト重視の住宅工事を野放しにしているほうが今後の建設業の安全水準は向上しないと思うからだ。)

 

そして、、書類は特に問題ないとの事。

 

現場へ移動しました。

 

足場、ピット、クレーンのオペ資格証、クレーンのリミッター確認、玉掛け作業員の資格証確認等・・・・

色々見られました。

その中で、3点程指摘がありました。

一つが足場がらみでした。その他は、安全措置に関してでした。(認識が甘かったものもありましたが・・・勉強になりました。)

 最後、現場事務所に戻り労働基準監督員から元請と下請けそれぞれに是正勧告を受けました。比較的大きい現場なので、今後も回ってきそうです。工期も厳しいですが、安全管理も頑張りたいと思います。頑張ると言うより安全のプロになるべく安全系最難関の労働安全コンサルタントを取得したいと思います。

 

しかし、最近職人不足がひどいですね。

 

 職人が仕事を選ぶ時代です。段取りが悪い現場等は、逃げているみたいです。ますます、現場監督の肩身が狭くなりますね。責任は重く、仕事は気を使いながら行い、さらには職人が強くなってきています。心労でやめていく新入社員も多いです。待遇改善も必要ですが、労働環境改善も必要ですね。やりがいも大事ですが・・・・

 

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