Architect Engineer's blog 建築技術者のブログ

突破460記事! 現代の技術者に求められているのは、汗を流して肉体労働をする事ではなく、情報を効率的に操作し、新しいアイディアを生み出す事である。単なる知識は、Googleにあり!

結局現場に押し付けですか・・・

五輪・新国立競技場 新卒現場監督「自殺」

 同業者として、非常に強い衝撃を受けました・・・。現場は、超国家級どころか世界的にも注目度の高い工事中での出来事。立場は、現場代理人。

 

簡単に現場監督の権限はこちら↓

(現場代理人)

現場代理人は、つぎに定める権限を除き、この契約にもとづく一切の権限を行使することができる。

一 請負代金額の変更

二 工期の変更

三 請負代金の請求または受領

四 請求の受理

五 工事契約の解除

 

工期は、ハッキリ言ってあってないような物です。何故ならお尻が決まっているからです。なので、通常では考えられないスケジュール設定があったのではないかと思います。そして、毎日その進捗管理をされるという毎日かなりのプレッシャーだった事が想像できます。

建設業は、現場に工期を押し付けて「どうにか間に合わせて」これがまかり通っている業界です。そこに品質・安全とかあってないようなものです。東証1部大手でも突貫現場となると、メチャクチャです。

参考に超大手は、誰もが工期を遅延すると思っても工期を守る為メチャクチャ超えてハチャメチャが出来る(力)があるんです!会社のプライドとして。

これは、変えないといけないですね。

 

さぁ、国は動くのでしょうか?

「残業が多い割に薄給ですからね。現場監督は!」

なので、私の同世代とかは見切りをつけて辞めていきました・・・

工期を過ぎてしまうと「延滞金」が発生してしまうのも要因としてあるのでは?

おそらく工期を確実にこなすのは、日本位?

私の会社の後輩は、残業が続き朝通勤時、運転中眠ってしまって新車の車をわずか1ヶ月位で大破させ¥130万一瞬でパーにさせた人もいます。

建設業の特徴

・受注産業:注文を請け負って工事完成する。

・個別生産:毎回建設場所が変わってくるので同じ内容なものはない。(経験が大きい)

・屋外作業:工事現場の大半が屋外なので、天候など自然の影響が受けやすい。

・専門性が高い:工事現場毎に専門技術を持つ下請企業がチームを組んで完成させる。(チームワークが必要)

 

あるサイトから引用

建設業の悪い点

・納期厳守なので、かなり無理をしなければならない時がある。体力勝負のところがある。覚悟が必要!

・季節によって忙しさが異なる。年度末は忙しく寝る時間もまともにとれない。仕事としての責任はとても大きく、従業員の命にもかかわったり・・・何より納期は絶対なのでプレッシャーに弱い方にはオススメできない。

・業界は職人不足のため、突貫工事が当たり前みたいな状態になっている。夜勤もあったりと生活リズムがかなり崩れてしまう。

・他の仕事より早く季節の移りを感じる。冬は寒く、夏は暑い。現場にはたくさんの業者がいるのでコミュニケーションが苦手な人は・・・

・現場監督としての立場上、現場が稼働しているときは休暇をとることが難しい。また、天気によって進捗は大きく左右される。比較的気象の荒い職人さんたちが集まっているので人付き合いの苦手な人は・・・

・スケジュールの都合や現場の規模によって、拘束時間が違う。週休1日という現場や残業が基本で、体力的にきついと感じた。また、危険予測をしなければ、怪我や死亡事故を誘発することになります。