探してみよう!
普段何気なく目にするマークですが、詳しい意味を知っている方は少ないのではないでしょうか?
例えばこれは?
普段何気なく目にする「非常口」の標識ですが、実は2つの種類があります。1つ目は、「避難口誘導灯」緑色に白抜きで、ドアへ駆け込む人の絵が大きく描かれています。これは、建物の外へ脱出できる出口に設置するように義務付けられています。なので、災害時などでこの標識を見かけたら、そこが出口です。(または出口のすぐそばである!)
2つ目は、「通路誘導灯」こちらは白地に緑抜きで、避難口へ向かう方向を示す矢印が含まれています。廊下や階段で良く見かけますね。この標識は、出口まではまだ距離がある事を示しているので災害時などは、慌てず矢印の示す方向へ進み「避難口誘導灯」が光る位置へ向かうことになります。
ちなみに、この非常口マークの緑色は、火事等の炎の赤色に対して一番見えやすいのが緑色であることから決められています。マークはISOに採用され世界標準となっています。(海外旅行時にも知っておくと良い)
続いてこちらは、「非常用進入口表示」意味としては、非常時に消防隊等が破壊して進入できるように3階以上の階で高さ31メートル以下の部分には、建築基準法上で設置が義務付けられています。この31mも面白くて先ず、はしご車の限界高さです。では、はしご車が31mの理由は、昭和初期に出来た建築基準法の前進である市街地建築物法で「建築物の高さは、100尺まで」と規制がかかっていたそうです。その後、建築基準法にも受け継がれました。
初めて31mを超えた建物は、あの霞が関ビル(プロジェクトXでおなじみ)
こちらは、「優良防火対象物認定証」単純に法令以上に防火安全性が高い建物であると消防署長が認めた証です。あんぜんな建物という事ですね。でも、建物火災は怖いですよ。特に煙がおそろしいです。
最近多いAEDです。これは、おなじみかな?「AED設置場所表示」
このマークは、津波が押し寄せた際、高台に逃げるのが難しい場合に緊急的に逃げ込む建物。海沿いの公共施設やマンションなど市区町村が指定し、耐震基準を満たした2~4階以上の建物を対象としています。「津波避難ビル表示マーク」
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